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空手家の稽古レベルが高すぎてちっとも笑えない / 真冬に滝に当たりながら正拳中段突き

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本来、空手の稽古とは道場の中で基本動作を繰り返したり、組手を行うことで技と体と精神を鍛えるもの。しかし今回紹介する稽古は、記者(私)の想像レベルをはるかに超えるものだった。

彼らの稽古とは滝行(たきぎょう)。そう、マンガでよくあるアレだ。しかし、彼らは真夏のバケーションにやっているのではない。なんと、ダウンジャケット必須のクッソ寒い気温0度、水温4度の真冬にやっちまうってんだから驚きだ!

・まず基本練習とお祈りから始める
空手道場の館長率いる門下生たちは、まず基本練習でカラダを温める。もちろん水難事故を防ぐためだ。その後、滝の際に奉られている水の神様にお祈りをする。最後に、空手家全員でお神酒(おみき)を酌み交わし身を清めることで、滝行の準備は完了する。



・滝の目前で雄叫びを上げながら正拳中段突き
彼らは、滝の目前まで歩み進めると突然獣のような雄叫びを上げた。その直後、気合い十分な「正拳中段突き」を炸裂し始めたのだ! 【寒い水中】+【滝の轟音に勝つ雄叫び】+【正拳中段突き】+【水圧に耐えるバランス】+【勇気】というフルコンボ技は、良い子が簡単にマネできるレベルではない。







・館長だけは滝の裏側で正拳中段突き
滝行の最後を飾るのはもちろん館長。すると彼だけ水中へもぐりこんだかと思うと、突然滝の裏側から雄叫びが聞こえてきた。なんと、彼は滝の裏側から正拳中段突きを炸裂させているのだァァ! 良い子じゃなくても簡単にマネできるレベルではないぞコレは!!



一体、何が彼らをここまで突き動かすのか? 15歳のころから滝行を続けて今年で30年目の仲村竜一館長いわく「滝の恐怖から逃げ出さぬ勇気と、大自然との一体化で無の境地を習得した時、己の精神は何事にも負けぬよう強化される」とのこと。もちろん彼の門下生たちも、この厳しい現代日本を強く、強く生き抜くために仲村館長を慕って毎年必ず行っているそうだ。そんな彼らの熱い情熱が拳に込められている気がした。

■今回の滝行が行われた場所
地名:白糸(しらいと)の滝
住所:熊本県阿蘇郡西原村大字河原字滝
時間:いつでも空いています

■輝竜館の普段の練習日
場所:熊本県熊本市北区龍田陣内1丁目3-33
曜日:毎週火曜日・金曜日
時間:19:30~21:00

協力:国際千唐流空手道輝竜館熊本総本部

Report:世界のショウゴ

▼30年も滝行を続けている仲村竜一館長。普段は笑顔があふれる気さくな方だ。

▼彼はロシアでの氷河わたりや……


▼しかも氷河に穴を開けて氷河浴をしたこともあるって言うんだから、おそロシア


▼また、大阪の犬鳴山でも滝行を行ったことがあるという


▼ちなみに今回修行が行われた場所はコチラ


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